突然の地震で急に館内が停電になってしまったら、
出口も通路もわからない、何も見えくてどうしよう。と、非常時に焦ってしまっても
突然明かりが付きだした! 電気も止まっているのになぜ明かりは付いているのか。
それはバッテリーが作動していて、停電になった時でも一定時間点灯するようになっているのです。
このように誘導灯はいざという時に正常に機能するようにしなければ設置していても意味はありません。
最悪は人命にも関わってきます。
ここではいざという時に点灯するためのバッテリー交換のタイミングを中心に説明していきますので、
誘導灯がいざという時に点灯しない。という最悪の事態を防ぐことができるでしょう。
建物を安心して利用してもらうためにも役立ててもらえれば幸いです。
・無資格者が行えること→電球交換・バッテリー交換
・有資格者でなければ行えないこと→誘導灯本体交換
誘導灯のバッテリー交換は誰でも行うことができます。
誘導灯は停電の時に確実に点灯しなければならないものです。
そのためにも定期的な点検を行い、不良箇所はすみやかに交換することが必要です。
誘導灯本体にはバッテリーとランプが内蔵されており、
停電時には20分間以上の点灯を継続することができるようになっています
(建物が大規模施設や高層ビル、地下街、駅舎、の場合には、避難に時間が掛かるため、
60分間以上の点灯を継続できる長時間型誘導灯が設置されています)。
誘導灯本体の交換には電気工事が伴うため電気工事士が行う必要がありますが
バッテリー交換は資格がないものでも行うことができます。
バッテリーの交換時期を知るための判断方法は寿命時期の判断、
簡易点検での判断、モニター表示での判断の3つの判断方法があります。
バッテリーの交換時期を誤るといざという時に誘導灯が点灯せず大惨事につながることがあります。
いつでも正常に機能するためにも交換時期を判断することが大切です。具体的に見てまいりましょう。
①バッテリーの寿命から判断する
バッテリーの寿命は4~6年が目安です。4年を経過しますと徐々に容量が減ってきます。
下の表を見ても分かるように4年を過ぎると容量の減少が顕著に表れます。
万一に備え4年ごとにバッテリーを交換することはお勧めの一つです。
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