皆さんは防災設備についてどれほどご存知でしょうか?
オフィスでも会議室や個室などを作る上で意外と厄介なのが防災設備です。
オフィスについての防災意識を高めて頂きたく、
今回は防災設備の紹介と基本的な設置基準についてご説明していきます。
煙感知器は、オフィスだけでなく商業施設や家などでもよく見る方は多いと思います。
この煙感知器の役割は主に煙で火災を感知して、火災を知らせる設備。
会議室や個室を作る場合、消防法令条設置が義務付けられている設備。
よく設置を忘れてしまい、後から追加工事となってしまうケースが多いので
間仕切で個室や会議室を作る際は必ずチェックをしましょう!!
■煙地感知器の設置基準
煙感知器の基本的な設置基準は
壁(間仕切り含む)又は梁から600mm以上離れた位置に設置するとせれています。
天井付近に吸気口のある場所は、その吸気口付近に設けること。
なお、吹出し口からは1500mm以上離れた位置に設置。
吹出口と吸込口が近接しているものにあっては影響を受けない位置に設置することが必要です。
■煙感知器の感知範囲について
・煙感知器には1種~3種まで感知器の種類があり、それぞれ床面積によって感知範囲が異なります。
1種及び2種の感知範囲は、設置面の天井の高さが4m未満の場合150㎡、3種の場合50㎡となり、
設置面の天井の高が4m以上20m未満の場合は、75㎡となります。(1種と2種のみ)
こちらもオフィスでよく目にする感知器。煙感知器と見間違われることも多いのですが
熱感知器と煙感知器とでは、設置基準や感知範囲などが変わってきます。
熱感知器は、感知器周辺の熱を検出して警報を発信するのが熱感知器です。
熱感知器が作動した際には既にその場所は出火状態となっているため、
火災の早期検知の観点からすれば、火災検出能力は煙感知器よりは低い物となります。
■煙地感知器の設置基準
熱感知器は煙感知器と違い、特に壁や梁からの距離は関係なく設置可能。
煙感知器同様、熱感知器空調機から1500mm離した所に設置しなくてはならない。
次回、非常放送スピーカーやスプリンクラーついての設置基準なども詳しくご紹介していきます。
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