スプリンクラーは、初期消火に役立つ設備です。
ボヤの段階で鎮火できれば、それが一番理想です。
スプリンクラーには施設ごとに細かな設置基準が定められていますので
どの基準に該当するのか、事前に確認してく必要があります。
スプリンクラーには5種類あります。
1. 開放型スプリンクラー
2. 放水型スプリンクラー
3. 温式スプリンクラー(閉鎖型)
4. 乾式スプリンクラー(閉鎖型)
5. 予作動式スプリンクラー(閉鎖型)
それぞれの特徴を解説します。
・開放型スプリンクラー
開放型スプリンクラーは、劇場の舞台などに向いています。
開放型は火災報知器とセットで設置されます。
ヘッドの放水口が常に解放されているタイプで、弁が外れることで一斉に放水します。
ヘッドに感熱部がないため、煙や火を感知しにくいところに向いています。
また、燃え広がりが早い場所では、開放型が良いですね。
放水は手動も自動もあります。
・放水型スプリンクラー
高さ10m以上の高さに設置するスプリンクラーです。
センサーで火災場所を狙って放水もできます。
開放型スプリンクラーのさらに強力なものです。
・温式スプリンクラー(閉鎖型)
温式スプリンクラーは、もっとも採用されているスプリンクラーです。
放水口ギリギリのところまで、常に水が来ているタイプです。
「閉鎖型」とは、ヘッドに感熱部があるタイプで、熱でヘッドが破損することで放水します。
上記の「開放型」の方が放水が早く、閉鎖型はヘッドが熱で破損するまで放水しません。
・乾式スプリンクラー(閉鎖型)
乾式スプリンクラーは、寒冷地に向いています。
弁からヘッドまでに圧縮空気が充満していて、ヘッドが熱で破損すると放水します。
温式のように弁からヘッドの中に水が入っていると、凍結の危険があります。
なので、乾式は寒冷地に向いてます。
・予作動式スプリンクラー(閉鎖型)
予作動式は火災報知器とセットで設置されます。
「開放型と乾式の間」のような感じで、
・弁からヘッドの中には圧縮空気が入っている
・火災報知器で感知して放水 という仕組みです。
スプリンクラーの誤作動で、パソコンや精密機器が壊れるのを防ぎたい場合は予作動式が良いです。
▶︎スプリンクラー設備に必要な資格は消防設備士
スプリンクラー設備に必要な資格は、消防設備士です。
消防設備士の1類(甲・乙)が、スプリンクラーに該当します。
▶︎まとめ
スプリンクラーの設置基準は施設ごとに違うので、どの基準になるのか確認する必要があります。
スプリンクラーには5種類あり、用途で設置を使い分けましょう。
スプリンクラー設備には消防設備士の資格がが必要です。
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