認定品とはどのようなものなのでしょうか。
認定品は、一般財団法人日本消防設備安全センターが
消防防災用の設備などの性能を保証するために認定業務を行うのですが、
そのチェック項目にクリアした製品のみをいいます。
ちなみに、日本消防設備安全センターというのは、消防設備などの点検業務に携わる施設になります。
消防設備の点検をする資格者の養成を図ったり、消防用設備の品質性の確保を図ったり、
そして先にあげたように、そうした製品の認定や評定などを行っています。
ここで、試験、検査を行い、クリアしたものだけが、
販売や使用することができます。(消防法第21条の2)
クリアして販売となるなら、その種類には、
消火設備として消火器や閉鎖型のスプリンクラーヘッドなどがあります。
また、警報設備や避難設備などがあります。
ちなみに、認定品となる製品には「認定証票」が交付されているので、購入する際の目安になり得ます。
消防設備・消防用設備のなかには、サイン・室名札における消防認定品というものもあります。
いわゆる、避難設備にあたる蓄光式誘導標識がこの類ですが、
どのくらいの光で照らすとエネルギーが高い状態になるか、
反射された光が目視する人の目にどのくらい届くのか、そうした区分がされています。
ちなみに、販売されている高輝度蓄光標識(非常口へ走るマーク)の場合、
照明が消えた後も発光し続けて、暗所での避難誘導が容易に行えるのが特徴となります。
この場合にも、販売元では、消防庁登録認定機関日本消防設備安全センターにて、
消防用避難設備型式認定商品としての合格を獲得しています。
消防法施行規則第27条に定められていますが、
検査や認定は日本消防設備安全センターが行っています。
先にあげたように、認定品は規格にクリアしたものになります。
一方、評定品というのは、規格に準じた性能を評価しただけになります。
良くできているといった評価であり、それが火災を防ぐに相応しいものであるとはいえない品です。
ですから、新たに消防設備・消防用設備を開発し、販売をしたいというなら、
消火・消防設備部などに相談をして試験を依頼しなければなりません。
火災が発生した際に、機能すること、役に立つための製品になるため、
開発したから販売できるだけでなく、保証が必要になります。
そのため、そうした保証付きを購入しましょう。
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