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毎日の点検が安全を守る!消防設備に欠かせない日常点検の重要性

万一の火災に備えて設置する消防設備には

法令により義務付けられている法定点検とは別に日常点検を行うよう求められています。

安全のために欠かせない大切な作業ですが具体的にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

今回は、消防設備の日常点検について解説します。

 

日常点検の目的

消防設備は半年から3年に1回の法定点検が義務付けられています。

点検は資格を持つ消防設備士の手によって行われますが、

それとは別に管理者にも日常的に消防設備の点検を行うよう求められています。

管理者が消防設備に不具合がないか日常的に行う点検を「日常点検」といいます。

なぜ日常点検が必要なのか。それは消防設備を安全に使用するためです。

消防設備といっても道具である以上、予期しない不具合や故障が起きる可能性は否定できません。

わずかな不具合や故障であっても放置すれば重大なトラブルの引き金になりかねませんし、

いざというときに装置が正常に稼働しなければ消化が遅れ火災被害が甚大なものになう恐れがあります。

日常点検はそのようなトラブルの芽を事前に摘み取ることを目的にしています。

不具合や故障をいち早く発見し対応すれば火災発生前に消防設備を正しい状態のまま維持できます。

日常点検の作業自体は難しいものではありませんが果たす役割は非常に大きく、

いざというときに正常に装置が稼働するようぜひともやっておくべき作業です。

 

日常点検のやり方

点検と聞くと何やら難しそうに思えますが、

消防設備の日常点検は手順とポイントさえ覚えれば誰にでもできる簡単な作業です。

日常点検のポイントを一言で説明するならば「異常が無いかチェック」することです。

日常点検の基本は目視による異常確認です。

消防設備に変形や損傷はないか、サビなど劣化は進んでいないか、

使用を妨げるものはないかなど目で見て判断できる異常のチェックが日常点検の主な作業内容です。

ほんの僅かな変化でも大きなトラブルの前兆の可能性があります。

わずかでも異常を感じたらできるだけ早く消防設備管理の専門家に相談してください。

 

日常点検の注意点

日常的に消防設備を点検していると

どうしても慣れによる油断が生じてしまい異常を見逃す確率が高まります。

ルーティンワークとしてこなすのではなく、ひとつひとつ丁寧に点検する意識を常に持ち続けましょう。

消防設備の周りに変化があると影響が出る可能性があります。

新たに設置した家具がセンサーの反応を妨げたり誘導灯を隠して見えづらくしていたりと、

そうとわからずに消防設備を妨害しているケースは少なくありません。

消防設備の周りで何か変更があった場合は必ず点検しておきましょう。

 

まとめ

日常点検は特別な作業ではありませんが果たす役割は重要です。

火災の被害を抑えるためにも面倒がらずに日常点検を徹底し安全を確保してください。

 

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