消防設備はビルを利用する人にとって重要なものですので、いつも正常な状態でなければなりません。
火災報知器の付近に設置してある赤いランプも非常時にすぐにボタンを押せるように常に転倒していなければなりません。
そこで、消防設備の赤いランプの役割やランプが切れた時の原因や対処方法をご紹介します。
自動火災報知設備や非常警報、消火栓など消防設備の近くには「表示灯」という赤いランプを設置しなければなりません。
表示灯は色は赤色で、15度以上の方向に沿って10メートル離れた場所から点灯が確認できることと定められています。
表示灯は非常時に赤い光を目印に消防設備の場所を特定するという大きな役割があります。
したがって、ランプが球切れなどで消灯してしまってはいけません。
時にはランプ不良等のトラブルも考えられますので、落ち着いて対処しましょう。
消防設備のランプが消灯する最も多い原因が電球の寿命です。
最近では赤色LEDを使用するのが一般的ですが、豆電球を使っている場合もあります。
電球の寿命を考えるなら赤色LEDに交換するのがおすすめです。
ランプの回路の線が切れてしまう場合もあります。
球切れが原因ではない場合は配線を確認することが必要です。
表示灯の回路がショートを起こしてしまう可能性もあります。
このようなとき、表示灯回路を制御している基盤のヒューズが溶けて制御盤を保護します。
ヒューズを確認し、溶けていたり、導通が出なければ新品に交換すればランプが点灯します。
上でご紹介した原因のどれでもない場合は基盤の故障を疑う必要があります。
基盤はヒューズが取り付けてあるため故障する確率が低いですが、水漏れなどで基板が壊れる可能性も考えられます。
ランプが点滅しているときは消火栓のポンプが起動している合図です。
実際に火事が起こり消火栓を使って放水が行われているのであれば消防設備が正常に起動しているということになりますが、そうでない場合、消火栓ポンプが誤作動を起こしている可能性があります。
火災受信機で誤作動の原因となっている信号を復旧し、消火栓ポンプ室で制御盤の停止ボタンを押し、消火栓ポンプを停止します。
消防設備はもしもの時の為にとても重要な設備です。
たかがランプの消灯とは考えずにランプが消えていたらすぐに対応するようにしましょう。
また、防災設備・消防設備・器具はメンテナンス会社に定期的な点検とメンテナンスを依頼して消防設備を常に正常に稼働させることが肝心です。
大阪府の防災・消防設備の点検、メンテナンスは株式会社中田防災にお任せ下さい。
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