消防設備点検は消防設備業者が基本的に半年に1回、少なくとも3年に1回行う必要があります。
定期点検は消防設備士などの有資格者が行いますが、建物の管理者による日常点検も重要です。
この記事では消防設備の日常点検について解説します。
消防設備の日常点検の目的は、設置されている消防設備が適正に使用できる状態であるかを確認するのが目的です。
日常点検は、防火管理者自らが行うか、担当者を決めて実施します。
あくまでも日常点検であるため、法定消防点検基準を満たすものではありませんが、日常的に消防設備の点検を簡単にでも実施しておくことで、故障や不具合にもすぐに気づき、対応することができます。
日常点検では主に目で見て判断できる内容を中心に見ていきます。
①所定の位置に設置されているか
②消防設備の周囲に障害物等がなく、容易に取り出すことができるか
③変形・損傷・腐食等はないか
④施設に適応する消火器か
⑤消火器の近くに標識が設置されているか
⑥蓄圧式の消火器では容器内圧力が低下していないか
などをチェックします。
消火器は代表的な消防設備であり、マンションや事務所、商業施設などあらゆるところに設置されています。
身近なものであるため、特に消火器を気に留めたことがないという方もいらっしゃるでしょう。
古い消火器は使用時に破裂事故のおそれがあります。
製造日の確認や外観の点検を行い、いつでも使えるようにしておくことが大切です。
また、消火器は設置されている場所が決まっています。
防火対象物では建物の使用時に消防署へ消火器の設置場所に関する書類を提出しています。
消火器は各階で歩行距離20m以内に設置することになっていますので、場所がずれると消防法違反の恐れがあります。
消火器が正しい場所に設置されているかも重要なチェックポイントです。
スプリンクラーはヘッドの周囲に感熱を妨げるものではないか、ヘッドに異物や塗装などの付着がないか、変形、損傷、漏水などの不具合はないかをチェックします。
自動火災報知器は受信機と感知器を目視確認します。
受信機に異常表示がないか、感知器に変形・損傷・腐食等はないかチェックします。
火災報知器に不具合があると火災発生時に正常に作動しない可能性があります。
上階の漏水などで配線が故障している場合もありますので、目視による日常点検はもちろん、消防設備士による定期点検とメンテナンスも重要です。
消防設備は消防設備士による定期点検も必要ですが、建物の管理者による日常点検も重要です。
日々点検をすることで、不具合をいち早く察知し、修理を手配することができます。
万が一のときに正常に使えるようにするためにも日常点検を実施しましょう。
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