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消防設備の耐用年数 自動火災報知設備の交換時期の目安

自動火災報知設備をはじめとした消防設備は365日24時間休まずに稼働しています。
常に施設を火災や災害から守っている消防設備は使用し続けていると劣化し、適切に作動しなくなってしまいます。

そのため、寿命が来たら交換が必要です。
ここでは、消防設備のなかでも自動火災報知設備の耐用年数や交換について解説します。

自動火災報知設備の交換の目安は10~20年

自動火災報知設備の一部は法改正や型式失効制度、定期点検により設備の更新が行われており、設備を正しく作動させるためにも耐用年数が経過した消防設備は交換する必要があります。

日本火災報知器工業会では自動火災報知設備の主要機器の更新期間を次のように設定しています。

・受信機…15年
・煙式感知器…10年
・熱式感知器(半導体式)…10年
・熱式感知器…15年
・発信機…20年
・地区音響装置…20年
・ガス警報器…5年

自動火災報知設備・総合操作盤の交換の目安は3~6年
自動火災報知設備や総合操作盤などの消防設備には電池や電源など、寿命のある部品が使用されています。

これらの部品やユニットは、一般の電気機器と同様に耐用年数が過ぎると劣化・摩耗していくため、定期的な交換が必要です。
電気部品・ユニットの交換推奨時期の目安は次のようになります。

・スイッチング電源…5年
・無停電電源装置(UPS)本体…6年
・シール鉛蓄電池(UPS用を含む)…3年

・冷却ファン(UPS用を含む)…3年
・ニッケルカドミウム蓄電池…5年
・CRTディスプレイ…4年

・LCD(液晶)ディスプレイ…5年
・プラズマディスプレイ…5年
・ELディスプレイ…5年

・ハードディスク…4年
・フロッピーディスクドライブ…5年
・プリンター…5年

消防設備が劣化しやすい環境

消防設備は湿気の多い場所や風通しが良い場所では劣化しやすく、設定された耐用年数よりも早く寿命が来てしまう場合があります。
次のような環境に設置する場合は十分に注意が必要です。

・湿気が多い場所
・開放廊下など風通しの良い場所
・共用部や人の目に触れやすい場所

湿気が多い場所は湿気で受信機内部のリレーや基盤が腐食しやすくなります。
また、風通しが良いとホコリや塵が溜まりやすく誤作動の原因となります。

対策としては防水ボックスの設置やストロングタイプの火災受信機を使用するなどの方法があります。

消防設備は定期的に交換する

消防設備のうち、自動火災報知設備の交換時期の目安や劣化しやすい環境について解説しました。
万が一火災が起こったときに消防設備を適切に作動させるためには定期的なメンテナンスと交換が不可欠です。

適切に点検を行い、耐用年数が来たら消防設備を交換するようにしましょう。

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